肝臓は昔から物言わぬ臓器と呼ばれていますが、逆に病気を発見したときには手遅れと言うことであります。
手遅れにならないために常日頃からの肝臓に対するケアーが大切であることを学んでください。
肝臓の機能障害と及ぼす弊害
お酒(アルコール)の飲み過ぎが原因で肝臓病が引き起こされる可能性がたかくなります。
初期段階では脂肪肝となり、飲み続けているとアルコール性肝炎と診断されます。
さらに飲み続け、進行すると肝硬変という最終段階に入ります。
肝硬変になると治すことがかなり困難な状態に陥り完治が難しくなってきます。
お酒の過剰摂取は、いろいろな臓器に障害を起こしますが、なかでも肝臓病は最も高頻度(こうひんど)で、かつ重篤(じゅうとく)になる病気です。
当然アルコール性肝臓病は、飲酒量・飲酒期間が長いほど起こりやすくなります。
アルコール性の肝臓病は(B型肝炎・C型肝炎)と違い、自己責任で起こる病気だといえます。
現在はアルコール性肝臓病の割合は増加傾向にあり、アルコール性肝臓病の早期発見が何より大切なのです。
脂肪肝から肝炎そして肝硬変に!
肝臓に脂肪が蓄積され、フォアグラ状態になるのが脂肪肝です。4人に1人が脂肪肝といわれています。
以前は軽い病気と考えられていましたが、最近、脂肪肝が肝硬変や肝臓がんへと進行する可能性を高め、生活習慣病のリスクの温床になっていることが報告されています。
肝臓に中性脂肪がたまると、メタボリックシンドロームに合併しやすく、放置すると肝炎などを引き起こす原因にもなります。
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、余ったエネルギーはグリコーゲンや中性脂肪に変化し蓄積されます。
中性脂肪は腸間膜(内臓脂肪)や皮下脂肪組織に蓄えられるほか、肝臓にも貯蔵されます。
肝細胞の30%以上に中性脂肪がたまると脂肪肝と診断され、肝臓にたまる脂肪そのものは内臓脂肪とは区別されますが、脂肪肝の多くはメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と合併しやすくなります。
小腸で吸収され肝臓で脂肪酸に分解され、糖質はブドウ糖に分解されて、小腸から吸収された後、肝臓で中性脂肪に変化します。
脂質異常(高中性脂肪・高LDLコレステロール・低HDLコレステロール)を起こしやすく、動脈硬化の重要な原因になりかねません。
糖尿病と合併する人も少なくありませんよ。
お酒を飲まない人や若い女性にも急増する脂肪肝は食事が原因と予想されています。
脂肪肝の初期は症状を自覚できませんが、いづれ肝炎から肝硬変に進行することもありますので要注意、原因のほとんどは過食と多量飲酒です。
糖尿病・ステロイド剤の服用・栄養障害による代謝異常なども原因になります。
特にアルコールではなく過食が原因で脂肪肝から肝炎・肝硬変となる病気はNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)と呼ばれ、注目されています。
エネルギーと消費エネルギーのバランスが取れていれば問題はありませんが、脂質や糖質を摂り過ぎてさらに運動不足の場合には、脂肪酸やブドウ糖が中性脂肪として肝臓に蓄えられます。
脂肪肝の人が全員、重症化するわけではありませんが、早期に発見して、原因となる生活習慣や肥満を改善し、経過観察をすることが重要です。
ウイルス性肝炎
ウイルス性肝炎は、A、B、C、D、E型などの肝炎ウイルスの感染によって起こる肝臓の病気です。
A型、E型の肝炎ウイルスは主に食べ物を介して感染することが知られております。
B型、C型、D型肝炎ウイルスは主に血液を介しての感染が報告されています。
中でもB型、C型肝炎ウイルスについては、感染すると慢性の肝臓病を引き起こす要因で恐れられ、過去に血液製剤で世間を騒がせた事件もいまだ記憶に新しいと思います。
肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなり、倦怠感倦怠感(けんたいかん)・食欲不振・・吐き気・『黄疸(おうだん)⦅皮膚・顔色全体がが黄色くなること⦆』がよく知られています。
肝臓エキスで予防
肝臓の活力源ともなる、ウコン・オルニチン・セサミン・L-シスチンがよく肝臓の味方として知られています
肝臓に症状がでた(体が重い・疲れやすい・顔の肌がどす黒くなった)ら病院に行くことが当然の方法でがざいますが、予防として病院を頼る以前の処置として服用されることが大切な行為になります。
下に示した栄養補助食品は病気を治す薬ではありません。病気にならないための補助食品であります。
本来であれば、天然に生息する食品を摂取すればよいのですが、毎日の食事で栄養を補う事が困難ですので、補助食品で補うのです。
短歌的にも購入しやすい価格に設定されております。一度服用して合う、合わないはご自身の体で判断してください。
ウコン
ショウガ科ウコン属の多年草。英語名ターメリック
春ウコン: 生薬名は姜黄(キョウオウ)主用途は健康食品など。黄ウコンやワイルド・ターメリックとも。にがく黄色で、ミネラルや精油成分が豊富。
ウコンには約5%前後の精油成分(エッセンシャルオイル)、と約5%前後のポリフェノール類(クルクミン)が含まれている。
精油成分としては、
- ターメロン(胆汁分泌促進)
- シネオール(胆汁・胃液の分泌の促進)
- α―クルクメン(コレステロールを溶かし、高脂血症に有効)
- クルクモール(抗がん作用)
- β―エレメン(腫瘍予防の効果)
- カンファー(健胃・殺菌効果)
これらがウコンには含有していることが知られております。
オルニチン
オルニチンを多く含む食品では、しじみが代表的でしょう。その他の食材では、ひらめ、まぐろ、チーズ、えのきなどが比較的多く含んでいると言われています。
貝類などに豊富に含まれており、生体内では遊離アミノ酸の一種で、L−アルギニンから生合成されて主に肝臓内で重要な役割を果たします。
筋肉の合成や運動による疲労の軽減、睡眠や目覚めの改善、成長ホルモンの分泌促進など、さまざまな可能性が期待されています。
セサミン
セサミンといえばゴマというように、よく知られていますが、ゴマの成分は脂質・たんぱく質・炭水化物・灰分・水分・セサミンです。
ゴマに含まれるセサミンの含有量は1%です。
毎日の食事で、必要とされるセサミンを補給することの困難さは、一番主婦の皆様がご存知かと考えられます。
L-システイン
チオセリンとも言う。天然にはL-システインとして、食品中タンパク質に含まれますが、ヒトでは必須アミノ酸ではなく、メチオニンから生合成される。
食品添加剤として多く利用されております。
L-システインには美容効果も期待され、化粧品などにもよく含まれております。
ヘパリーゼには、肝臓エキス200mg! ・ウコンエキス40mg! ・オルニチン80mg、セサミン10mg、L-シスチン240mg
肝臓に良いとされる五代栄養素が豊富に含まれております。
L-システインは、生体内代謝系において、SH供与体としての役割を果たし、SH酵素のactivator(賦活剤)として作用しており、皮膚代謝の正常化、抗アレルギー、解毒などの作用により各種皮膚疾患に応用されています。