友人葬創価学会方式の友人葬で、社会におおきな衝撃を与えたことが歴史になりつつあります。

日本において創価学会が友人葬を提唱するまで、故人は僧侶の引導により成仏するものであり、葬儀に僧侶の存在は絶対欠かせないものでした。

創価学会方式の浸透で今、学会員ではない一般の家庭でもお坊さんを呼ばないお葬式が爆発的に家族葬と名を改め広まっていきました。

平成の時代から令和にかけ、なぜ一般家庭にも家族葬が受け入れられたのでしょうか。

友人葬が選ばれる3つの理由

高額
選ばれるには何かしらの理由が存在するはずです。

時代の要請。

:高齢化で参列できない兄弟姉妹が増えたこと。
:核家族の影響で招く人が少数になった(地域交流や親戚付合いが希薄に)
:家庭に於ける不景気感がぬぐえず将来不安が募り、葬儀に華美な費用をかけたくない等が考えられます。

友人葬は費用を安価にできるから

  • お香典を辞退する代わりとして、香典返礼品;精進落としの料理が不必要となり、葬儀費用が安く抑えられるようになった。
  • お坊さんを招かない事でお布施が不要となった。
  • 戒名を付けないため戒名料が必要なくなった。(お葬式の後、四十九日法要やお墓でも安価になることが期待できる。)

お坊さんに忖度しないで済む

お葬式の日程(通夜・告別)も、お寺にお伺いを立てずに済み、速やかに確定できる。

お寺の厳しいしきたりに添うことなく故人を見送れた。

一番大切な故人よりお坊さんに気を使ていた事が皆無になった。

お通夜が短時間に済み故人との惜別の時間が取れる

通夜のとき、弔問者にお清めの席を設けることで時間が費やされ、故人との最期のお別れが短時間になった。

ご弔問者様に失礼が無いように喪主自ら歩き回った。

友人葬は何故費用を安価にできるのか4つの理由

選択4以前お葬式は地域で賄うものから親戚に移り、現在は家族単位で行うものになってきました。

家族が単位の葬儀であれば余分な見栄を張ることもありません。

身の丈に合った、故人だけを思って見送るお葬式が本来の在り方なのかもしれません。

お葬式で費用がかさむ要因となるものが,

『お坊さん費用』『返礼品費用』『料理費用』『祭壇費』があげられます。

お坊さんを呼ばない(戒名の必要性がない)

近年僧侶不要論が盛んにもてはやされています。

世情を離れ、世情に無頓着のはずの僧侶が、世情にこよなくこだわりを持っていると、皆さんが感じているからでは無いでしょうか。

〈戒名関連の料金〉

対象者男性女性価格帯
乳幼児〇〇〇嬰児〇〇〇嬰女8~ 10万円前後
子供〇〇〇童子〇〇〇童女10~15万円前後
一般大人〇〇〇信士〇〇〇信女15万~30万円前後
上位〇〇〇居士〇〇〇大姉30万~50万前後
高位◇◇院〇〇〇信士◇◇院〇〇〇信女50万~80万前後
最上位◇◇院〇〇〇居士◇◇院〇〇〇大姉100万円前後
最高位◇◇院殿〇〇〇大居士◇◇院殿〇〇〇清大姉100万~300万位
直葬俗名炉前5万円前後
一日葬一般的には俗名10万円前後

※僧侶へのお布施、戒名料は非課税ですが領収書は発行されません。

宗教・宗派を問わず、本来宗教者は布教活動に努めなければならないはずが、葬儀専門職に甘んじた結果、檀家数の激減が生じ寺の維持が困難になってきたのが現実でしょう。

最近ではビジネスとして僧侶派遣サービスが話題となっております。菩提寺をもたないご葬家には便利かもしれません。

ビジネスである以上お布施金額も事前に把握できます。お布施のお気持ちでとの言葉も遠い過去の出来事になっていくものなのでしょう。

香典を辞退することで

友人葬は大半の参列者が創価学会組織の方と考えたとき、お葬式はお互い様のお気持ちで、故人様への祈念(お題目)とお見送りだけに焦点を合しています。

また学会員さんは弔問される回数も、一般の方よりはるかに多いため、お香典辞退の風習が一般化したものです。

創価学会員だからと言ってお香典の辞退が強制されているわけではございません。

最終判断はあくまでもご葬家の判断に委ねられております。

下記にお示しした金額はあくまで、平均的な金額です。家庭状況・経済状況・地域差で差異が生じます。

関係香典の平均金額
親族3万7千円(3~5万が目立ちます)
友人8千円(5千円・1万円)
近隣4,200円(3千円・5千円)
会社上司17,500円(1万・3万円)
会社同僚6,000円(5千円・1万円)
会社部下5,000円
加藤くん加藤くん

僕が喪主で葬儀をやったときの香典は、一人3,000円くらいでしたよ

矢野さん矢野さん

たしかに3千円がほとんどの場合もありますよね。ご会葬者の大半が隣近所の人達であれば、その傾向が強くなりますね。町会で金額を取り決めている地域もございます。ですから事前の情報が必要になるのです。

返礼品・料理(お清め)が不要である

お香典をご辞退した場合、お香典返礼品は当然不要となります。

またお香典を持参されなかった創価学会員さんは、お清め所への立ち寄りは一切ございません。

以前はご会葬者=料理の分量と考えていましたが、料理のご用意は必要ないことになります。

祭壇費に見栄を張らない

昔よく聞いた話ですが「故人最期の旅立ちでございますので、出来る限り豪華な祭壇でお見送りしてあげてください。」

時代の変化で祭壇に見栄を張らない家庭が非常に多くなりました。

(今の高齢者はある程度華やかな祭壇にしたいようですが、若い人を中心に全く気にしない傾向になってきています。)

大切なことは、見送る遺族がどう満足するかです。

予算があれば、交友関係が広ければ、身の丈で判断されて満足できるご予算で祭壇(生花祭壇)を頼めばよいのです。

一般的家庭の葬儀で参列者50名位を想定したシミュレーションを行ってみましょう。

葬儀費用の主な内訳と支出額

項目支出金額
祭壇費等(葬儀基本料金)30万円
通夜振る舞い25万円
精進落とし9万円
香典返礼9万円
僧侶お布施20万円
御供物料15万円
合計額108万円

葬儀式場使用料は含まれておりません

必要に応じた物品の注文になりますので、金額に変化が生じます。

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まとめ

お葬式はどんなに頑張って節約してもお金はかかりますよね。

令和の時代、お葬式もご近所の葬儀屋さんや病院御用達の葬儀屋さんに依頼されることが終わりつつあるように感じています。

自宅から。スマホから。簡単に葬儀社を比較できる時代になりました。

しかしインターネットでの依頼ですと少し怖いとの感覚はございませんでしたか!

確かに個々の個人店サイトですと不安はぬぐえないのも事実でしょう。

インターネットでのトラブルは確かにございます。

インターネットで商品や金融、サービスなどをご注文されるとき、

今はAmazon。楽天。オリコ。など数知れない安心のサイトが存在します。

葬儀業界も同じで、個々の葬儀店だけでなく、

全国の葬儀社様と『セット価格・個別単価・サービス内容』など

規格基準を設け、適合できる葬儀社と正式な契約を結びご葬儀を紹介することを専門に行う葬儀紹介業務です。

葬儀内容の違反やトラブルがもし生じたときは、ペナルティーとして紹介会社が個別葬儀社様と折衝をはかり、

ご家族様へは紹介会社が全面的な責任を果たすシステムの構築が必要でしょう。

年間10万件以上がインターネットでの依頼になってきています。

比較して選ぶ時代です、是非パンフレットを直接手に取って見比べてください。