疑問点人の亡くなり方はたくさんあります。そのことを受け入れる私たちの気持ちも人それぞれです。

突然の事故や急死。入院中の死亡。高齢になり覚悟していた臨終。予測の付く長期療養後の死亡。長期の介護後の死亡。

全く予測できなかった方の臨終。もうそろそろと覚悟していた方の臨終。生活を共にしていた方。別居していた家族。家族の情を強く感じた人・感じ無かった人。

大好きだった人の臨終。負担を感じていた方の臨終。

どんな状況であれお葬式はしなければなりません。

だれがお葬式をするの?『配偶者・親・子供・兄弟姉妹・』1親等から2親等へと血の濃い順になります。

依頼から始まるお葬式

依頼

亡くなられた場所から故人を移動しなければならないケースがほとんどです。どこへ!『自宅・霊安室』など
※死亡時刻より最低24時間は火葬できません。
病院などの場合、搬送業者や葬儀社を紹介して頂ける場合もあります。移動先への搬送だけ依頼してください。お葬式とは別の事柄になります。
但し搬送以外、腐敗防止のためのドライアイスは必要の為装備されているのでお尋ねください。

事前に確認しとくべきもの

  • 故人の意思を伝えるエンディングノートありませんか
  • 故人の預貯金を含め葬儀費用の準備をしていませんでしたか
  • 生命保険の加入状況分かりますか

どなたが主体(施主)になりお葬式の準備をするか決めてください。

施主様が決まりましたらその方が中心になり全ての事を進めていきます。
葬儀の経験のない私たちにとって初めにする事は、葬儀屋さんを選ぶことです。選んだら具体的な打ち合わせになります。
※お葬式の準備手配は葬儀屋さんが全て行ってくれます。

打合せで決める事

葬儀の予算:お金は誰がどこから工面する
葬儀の種類:一般葬・家族葬・火葬式どのの内容で行う
火葬場・式場の場所・どの方まで知らせる
具体的な方法<遺影写真を選ぶ・お香典は受ける・辞退する>これによりお香典返礼品や清め料理が検討できます
選ばれた葬儀の種類で、参列者人数や祭壇規模の予想・予算がおおまか把握できます

※お葬式とは所詮悲しいものですが、その中でも満足感や充実感など、悔いの残らないお葬式は故人にとっても家族にとっても大切な事です。

お葬式が成功するか不快なものになるか葬儀屋さんの気配り、配慮に大きな要素が隠されています。

どこの葬儀屋さんも葬家の側に立って対応するとは限りません、成功のカギは貴方の葬儀社選びが重要です。あなたの仕事は葬儀社選びと云っても過言ではないでしょう。

どこから何処までがお葬式

相談

※お葬式の流れを表示致しますが、その中であなたにとって不必要な項目もありますので葬儀社との打ち合わせで明確にしておくことが重要です。

  • 葬儀社との打ち合わせ
  • お寺への依頼
  • 内容・日程の確認『日々、時間、場所、葬儀内容、予算、遺影写真、連絡先(℡、fax)、供花依頼の確認』など
  • 枕経・納棺
  • 移動(式場への搬送)
  • 通夜(会葬者の弔問を受ける中心的な式)事前に人数の予測が必要です。
  • 葬儀・告別式(遺族・親族が主体)
  • 出棺(霊柩車、寝台車、台車)
  • 火葬炉(荼毘)
  • 収骨(遺骨を容器へ)
  • 精進落とし
  • 自宅後飾り祭壇へ安置

上記の内容がお葬式と言われる惜別の儀式です。打合せではここまでの内容を決めていきます。
簡単に流れだけを明記しましたが、決める内容は多岐に及びます。
よく聞く話として『わけの分からないうちに葬儀が終わった』こんな言葉です
これらは決める項目が多く不安の中、頭で整理できないまま葬儀に臨み忙しい思いをしたからでしょう。
お葬式はめったに経験しない事だからこそ事前の準備が必要です。経験のない分知識が大切です。
間違いのない情報をたくさん入手してください、誰の為でもないあなたの為です。
故人と最期の時間です悔いの残らないお別れができますようお祈りいたします。

お葬式が終わっても終わらないもの

手続き

お一人の方が亡くなると必要な手続きや準備しなければならないものが山ほどあります。

四十九日法要の準備
『日時・場所の確保・参列者の出席確認・お香典返礼・仏壇の準備・本位牌の準備・お墓の準備』

役所手続き
『生命保険申請・健康保険・年金・葬儀付与費申請・法定相続人の許可申請・相続人登録・登記の変更・遺品整理』

近年法要を簡略化する人たちも増えてきましたが、役所等の手続きを省略することはできません。財産があろうがなかろうが必要な手続きになります。

故人に借財があるときなど財産放棄の手続きを取らないと借金を背負う事になりかねません。

自分自身がその対象者であれば子供たちの為に積極的に話しておくことが今の時代重要な要件です。

逆に子供の立場で、お葬式の事や葬儀後の事を事前に本人と話すことが大切ですが、話しにくいですよね。

どう話を持ち出せばよいのでしょうか、そんなときさりげなくエンディングノートなどを活用して家族皆で話合えればと考えます。