友人葬とは創価学会々員が行う葬儀形式で、創価学会員以外の方でも、ご友人であったり、会社関係の方など、宗教、宗派を問わず、どなたでも会葬できます。
故人が創価学会々員であれば、遺族が創価学会に入信していなくとも儀典長(導師)を無料で派遣して頂けます。
参列方法は、一般的な仏教形式の葬儀と何ら変わりません。
創価学会での葬儀は、日蓮大聖人の仏法(法華経)を基本として,その教えに則り葬儀の専門職の様な僧侶でなく、民間の信徒の人々により執り行う葬儀です。
創価学会の葬儀と通常の葬儀の4つの違い?
家族が創価学会員の場合、葬儀はどこに頼めばいいの?
友人葬に参列する場合のマナーはどうしたら良い?
創価学会の葬儀:友人葬の4つの特徴
- 僧侶(お坊さん)がいない。『学会員代表の儀典長が導師(僧侶の代り)を務める』
- 戒名は付けない。俗名(生前の名前)でお見送りを行う。
- 友人葬の場合、お布施も戒名代も必要なく、寺院費用が不要
- お香典を辞退するケースが多い。
お香典を辞退するケースは葬家によって理由が異なりますが、最近は香典を辞退するケースが多くなったように感じます。こちらの記事も併せて参考にしてください。
【参考:香典を失礼なく辞退するには?香典を断る葬儀が多くなった理由】
①僧侶は臨席せず在家が僧侶の役割を果たす
儀典長『創価学会員の地域代表が儀典長』です。その方が導師(僧侶の役割)を務めます。
簡単に言うと創価学会各地域での責任者がお経を唱えます。
地域を統括している人が儀典長となり、読経(法華経方便品第二・如来寿量品第十六)唱題をします。
創価学会内で導師を務める方は、地域の役職者と決めていて導師は無償でお経を唱えてくれます。
家族の代表が導師を務めることも可能です。
②創価学会員は戒名を付けません
日本人は、戒名が無ければ成仏できないと考えていますが、創価学会では戒名は仏道修行のため出家、授戒のときに授けるものと規定しています。
亡くなったときに戒名を付けるという考え方が慣習化したのは、寺受け制度と儒教からの影響と考えています。仏法における回向とは、信心修行によって積んだ自らの功徳善根を故人や他の人に廻らし向けることをいいます。
遺族・友人、皆さまの故人を思う真心が、追善回向の最も大切な要件であり、戒名の有無によるものではなく、故人を思い浮かべる本名のほうが、回向の意義に適っていると創価学会では考えています。
③創価学会の友人葬ではお布施が必要ありません
友人葬で導師を務める儀典長さんは、職業職でなく責任職のため一切の金銭を必要といたしません。
儀典長さんといっても通常は会社務めや自営業・また退職者方で一般の方と変わりません。
簡単に言えば本来必要な僧侶にかかる費用が不要と言うことです。
④香典に関して
創価学会で行う友人葬は必ずお香典を辞退することはありません。ご葬家の判断・意向で決まります。
創価学会では信心仲間が亡くなったとき、題目(南無妙法蓮華経)を唱えて見送りたいとの思いで葬儀に参列します。
しかし参列するたび(月に2~5度)にお香典を用意するのでは、個人として負担も増えるので、学会人の仲間同士では香典を無しにして、お互いさまからの気持ちで香典辞退の風習が始まりました。
ただし過去にお香典を頂いたとか、故人や遺族と特別個人的な親交の深かった方は、お香典を持参し一般会葬者として参列する場合も多々ございます。
葬家が香典を辞退する場合、創価学会員には連絡網があり事前に連絡しているようです。
また改めて記帳受付の脇に、『故人のご遺志によりお香典・ご供花等はご辞退申し上げておりますので、何卒ご容赦願います』の札が立っています。
創価学会では、葬儀に際し多くの会員で故人の成仏を祈り、成仏を祈るために題目『南無妙法蓮華経』を送る葬送の儀を考えております。
学会員さんは、時間の許す限り葬儀に参列するために、お香典を持参しないケースが増えております。
当然会員は、香典の返礼品や精進落としといった席にはつきませんので、返礼品や料理の心配は無用です。
近年創価学会員でも、友人葬ではなく、家族葬で執り行うケースが増えてきました。
これにはいろいろな状況が考えられますが、学会のみならず、一般的な葬儀でも顕著な現象です。
親戚縁者の高齢化や核家族化、また葬儀費用での配慮、あわただしい葬儀を嫌煙してとか事情は様々ですが、今後は家族葬が増えると考えられます。
※家族葬についての詳細はこちらの記事を参考になさってください。
創価学会の葬儀・友人葬の葬儀費用/一般の葬儀に比べ軽減できる費用
近年親しい友人が集い、お見送りをするスタイルの友人葬は宗教を問わず、盛んに執り行われてきています。
【参考;友人葬/故人・家族の仲間で作る斬新な葬儀/廉価で内容もオリジナル】
確かに当初は、積極的に創価学会が推し進めた実績もあり、一石を投じたことに間違いありませんが、実際は時代変化の過渡期の成せる業なのではないでしょうか。
簡素化された葬儀・近親者だけでお見送りする葬儀・費用を抑えた葬儀などが好評を得ています。
会葬者に多くお集まりいただく葬儀は徐々に減り、
葬儀は地域・親族としての儀式から個人・家族の問題として扱われる時代になったと感じられます。
はじめての友人葬は驚くかもしれません
葬儀の一般的な雰囲気は僧侶が読経して、参列者はイスに座っているイメージですが、友人葬は、参列者が読経している姿に驚く人も多いという話を聞きます。
宗教ごとに考え方があることに理解を示す必要はあるでしょう。
キリスト教は讃美歌を歌い、天理教も葬儀で信者が笙を吹き、まるで雅楽のようであります。
友人葬のマナーを紹介した記事もございますので是非参考になさってください。
友人葬マナー/創価学会、友人葬の参列で知っておきたいこと
友人葬はどこの葬儀社に頼めば良いのでしょうか?
ご家族のどなたかがお亡くりになり、友人葬で葬儀を執り行おうとしたとき、先ず最初に連絡しなければならないのが葬儀社です。
友人葬を行うために、創価学会が特別指定した葬儀社はありません。
ご葬家が選んだ葬儀社で構いません。但し友人葬に対し経験豊富な葬儀社をお選び下さい。
現在友人葬に対応できる葬儀社もかなり増えました、あなたが選択された葬儀社に連絡されればよいでしょう。
但しお寺系の葬儀式場では、友人葬を執り行えない場所もあるのでご注意ください!
葬儀社には、あなた自身の要望を明確に伝えて下さい。それが間違いのない葬儀を行う秘訣です。
友人葬での葬儀は、お香典を辞退するケースが多いのでお香典収入はありませんが、返礼品や料理を出さないこともあり、またお坊さんを呼ばないことで、
結果的に葬儀費用が一般的な葬儀と比較して概算38%程度安く済むこの様なデータが報告されています。
話題沸騰の葬儀業界の風雲児
創価学会・友人葬を積極的なカタチで取り組みを強化し、尚且つ極力無駄な装飾を抑え、低価格な値段設定を目指している業者として業界内でも注目を集めている葬儀業者がございます。
日本全国価格の統一化を目指し葬儀のコンビニエンス化を実現したと評価されている葬儀均一(価格・サービス)で事前に値段の見える葬儀紹介会社
紹介専門会社の紹介だからこそ、各葬儀店舗も設定された価格帯から逸脱できないためお客様満足度が上がることが実証されております。
わたしたち日常生活で縁のない業種だからこそ、経験豊富な業者の存在が必要になるのではないでしょうか!
葬儀の事は分からない、だから葬儀屋さんのすすめられるまま、葬儀を行う事は終了したと考えてもよいと思います。
分からない事は事前に資料などで確認して、ご葬家の身の丈に合った悔いのない葬送の儀にしていきたいものです。
ご葬家のご要望に合わせた(規模・予算・オプション)事柄に柔軟にお答えできる体制の構築。
あらゆるご要望に、お客様満足度100%でないかもしれませんが、限りなく100%を目指し企業努力している業者もございます。
編集後記
創価学会の友人葬に対する公式コメントを紹介